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~県民とともに協同組合の価値や役割を考える~
新潟県で2025国際協同組合年記念講演会が開催
~県民とともに協同組合の価値や役割を考える~
2025年7月7日、「新潟ユニゾンプラザ 多目的ホール」で2025国際協同組合年 新潟県実行委員会(以下、「IYC2025新潟」)主催の「2025国際協同組合年in新潟 記念講演会」が開催されました。
新潟県では、新潟県協同組合間提携推進協議会における国際協同組合デーの取り組みとして、例年研究集会を開催していますが、国際協同組合年である今回はその位置づけを高め、協同組合の関係者だけでなく、広く県民へも参加を呼びかけての開催となりました。
協同組合の意義や協同組合が地域に根ざして活動していることを広く周知し、県民への共感につなげることを目的に開催した本記念講演会には、協同組合の役職員や組合員、そして一般参加者の方を含めて、約300名に参加いただきました。
講演では、日本協同組合学会の元会長で、「協同総合研究所」理事、農園「風と土」園主の田中 夏子様がご登壇されました。「国際協同組合年の課題を受けとめる~お互いさまを越え出て、ともに、誰も排除されない社会にむけて協同組合をどう活かすか」と題し、国連の協同組合に対する評価や、イタリアの社会的協同組合の「一般利益」の考え方に触れながら、協同組合に求められている役割についてお話しされました。
続く、実践報告では、労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 北陸信越事業本部 本部長 川原 隆哲様、労働者協同組合「ごまのたね」理事長 齋藤 紀美子 様から、「ごまのたね」の設立経緯や、預かり保育や地域食堂といった居場所づくりなど「ごまのたね」が地域に根ざして展開している取り組みをご報告いただきました。
最後に、実践報告を踏まえ、「IYC2025新潟・新潟CPCC宣言」が発表されました。
この宣言では、県内130万人の組合員と連携し、協同組合の意義を発信していくこと、さらに、各協同組合がそれぞれ、あるいは連携し、持続可能な地域に向けた事業を展開していくという決意が掲げられています。
本記念講演会を通じて、協同組合の価値や役割について深めるとともに、協同組合の事業や活動について、広く県民の方にも知っていただく機会となりました。