協同組合はよりよい世界を築きます
2025国際協同組合年
Cooperatives Build a Better World. 2025 International Year of Cooperatives
2025国際協同組合年全国実行委員会はIYC2025に賛同しています

2025国際協同組合年記念フォーラムinいしかわ

 2025年11月10日(月)、石川県漁業協同組合、石川県森林組合連合会、石川県生活協同組合連合会、石川県農業協同組合中央会の4団体の共催で、「2025国際協同組合年記念フォーラムinいしかわ」が開催されました。

 このフォーラムは、同県内の協同組合の組合員・役職員が、協同組合に対する認識を深め、自らの役割と協同組合の可能性を共有するとともに、昨年発生した能登半島地震および奥能登豪雨を踏まえ、防災・減災に向けた備えを学習すること等を目的に開催されました。

 当日は県内協同組合4組織の、組合員・役職員約240名が参加しました。

 JCA比嘉専務によるIYC2025の意義と協同組合間連携に関する情勢報告のあと、能登半島地震に際し現地に派遣されたDMAT(災害派遣医療チーム)の一員として尽力されたJA愛知厚生連江南厚生病院の石黒秀則係長から、DMATの活動と得られた教訓、今後の課題について報告がありました。

 また、基調講演として、元気象庁長官で、現在は東北大学大学院の西出則武特任教授より、「能登半島の地震災害と豪雨災害を振り返る―正しく恐れ、備えるために―」と題する講演が行われました。

 同講演では、日本の今後の気候変動予測を前提に、「大雨等の予測精度が向上している。気象現象は激化すると予想されるが、防災リテラシーを向上させ、正常化バイアスを取り除くよう努力すれば、さらに多くの人命を救うことができるようになる。」と強調されました。

 フォーラムの最後に「経験した大災害と国際協同組合年を契機に、本日学んだ防災対策等をふまえ、協同組合はあらためて使命と役割を認識し、真摯に事業活動に取り組む」「様々な協同組合が手と手を取り合うことにより、より良い地域社会の実現に向け、邁進する」等とする決議を採択しました。

「協同組合アイデンティティに関するICA声明」を説明するJCA比嘉専務
「能登半島地震・災害派遣医療チーム」の説明するJA 愛知厚生連・石黒氏