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- 愛媛県と北海道の連携組織が地域を越えた交流集会を開催
― 昨年の JCA 全国交流会議での出会いが県域をつなぐ ―
愛媛県と北海道の連携組織が地域を越えた交流集会を開催
― 昨年の JCA 全国交流会議での出会いが県域をつなぐ ―
11月14日、2025年国際協同組合年(IYC2025)を記念し、愛媛県協同組合協議会と協同組合ネット北海道は「愛媛・北海道交流集会」を開催しました。
本集会は、両地域の協同組合が課題や実践を共有し、連携をさらに深めることを目的として実施されたもので、愛媛農協学園(松山市)と北農ビル(札幌市)をオンラインで結んで行われました。
当日は、愛媛県から連携組織の活動紹介が行われ、続いて柑橘収穫等のための労働力確保や就農支援の取り組みについてJAにしうわから、持続可能な漁業を目指す漁業の課題と取り組みが愛媛県漁協から報告されました。また、北海道からは北海道大学講座、合同就活説明会、子どもの居場所づくり応援基金など6つの取り組みについてそれぞれの担当団体から報告がありました。
参加者は愛媛県・北海道それぞれの会場のグループで発表への感想と質問を出し合い、これにもとに行われた全体討議では、連携活動を進めるための日常的な運営方法や、地域は離れていても環境変化やコスト高などの課題が共通していることなどをめぐって、活発な意見交換が行われました。
また両会場には、応援コーディネーターとして北海道大学大学院の板橋衛教授(元愛媛大学教授)、小林国之准教授が参加し、異なる協同組合が課題を共有することで単独で取り組む以上の可能性が開けること、協同組合は理念と経済活動を両立させることが特徴であり強味であること等の助言と共に、討議内容の取りまとめに協力いただきました。
今回の交流会は、昨年2月に日本協同組合連携機構(JCA)が開催した全国交流集会で、愛媛県と北海道の連携組織が出会ったことをきっかけに企画され、実現したものです。JCAでは、今年度の全国交流会議を2月6日に開催し、全国各地で取り組まれている IYC2025 の活動共有や協同組合間連携の新たな展開を協議する予定です。

