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国際協同組合同盟(ICA)会長が日本の協同組合運動に向けメッセージ
2025国際協同組合年(IYC2025)の終盤を迎えた2025年12月14日、国際協同組合同盟(ICA)のアリエル・グアルコ会長から、日本の協同組合運動に宛ててメッセージが届きました。
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日本の協同組合運動の仲間・友人の皆様
日本の協同組合運動に対し、2025年国際協同組合年(IYC 2025)の準備段階からこの1年を通じて行われた皆様の卓越した取り組みに対し、心からの敬意と感謝を申し上げます。 2024年7月のIYC 2025全国実行委員会の早期の設立、また、日本の運動全体の強い団結は、アジア太平洋地域の協同組合運動との緊密な連携のもと、幅広い価値ある取り組みの実施を可能としました。この団結した取り組みは、日本の協同組合セクターの強さ、組織、そして長期的ビジョンを示すものです。 とりわけ、5月に採択された、持続可能な開発と社会・経済の進歩における協同組合の役割を認識し、協同組合の振興を求める国会決議は、大きな成果であり、日本の協同組合運動にとってずっと受け継がれていく財産となるでしょう。国連事務総長の7月の報告でも強調されているように、この決議は、世界レベルでみてもIYC2025の重要な成果として際立っています。 また、全国各地で実施された数多くの地域・県域での取り組みに対しても、ここに称賛の意を表します。活動が全国段階だけでなく日本の各地で展開されたという事実は、日本の協同組合運動の深さ、多様性、そして活力を示すものであり、世界の協同組合運動におけるリーダーとしての役割をさらに強化するものです。 IYC2025が終わりを迎えようとしている今、今年が終着点ではなく、むしろ未来への礎(いしずえ)となったことは明らかです。この1年間に生み出された成果、パートナーシップ、共有された学びは、今後も私たちの協同の取り組みに刺激を与え、指針となり続けるでしょう。 最後に、ICAにおける交流が、日本と他国の協同組合の国際的な協同の強化の触媒となったことを、とりわけ嬉しく思います。こうしたつながりは、協同の真の精神を体現するものであり、IYC 2025で創り出された機運が今後も継承されていくことを確かなものとします。 IYC2025の成功と達成に対する皆様のご尽力、リーダーシップ、そして継続的な貢献に対し、心から称賛するとともに、深く感謝申し上げます。 2025年12月14日 |
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※ICA会長メッセージ(印刷用)PDFはこちら【英語】・【日本語】

