協同組合はよりよい世界を築きます
2025国際協同組合年
Cooperatives Build a Better World. 2025 International Year of Cooperatives
2025国際協同組合年全国実行委員会はIYC2025に賛同しています

協同組合の連携を学び、交流深める 横浜で「かながわ協同組合のつどい」

 神奈川県協同組合連絡協議会(かながわCo-ネット)は10月6日、横浜市開港記念会館で「2025年かながわ協同組合のつどい」を開催した。組合員・役職員に加え一般来場者も訪れ、計438人が参加した。

 同つどいは国際協同組合年(IYC2025)の関連イベントとして位置づけ、「協同組合はよりよい世界を築きます!」を掲げ、地域課題の解決に向けた協同組合間連携と地域との協働の意義を確認した。第1部では事例報告と講演で学び、第2部では展示ブースで県産商品の販売や試飲・試食、組合活動の紹介などを通じ、協同組合の認知向上や連携強化、地産地消の促進を図った。

 事例報告では、生活クラブ生協とワーカーズ・コレクティブ協会が、市民活動と協同組合の連携事例として就労準備支援事業の展開を紹介。JA横浜・県漁連・ユーコープの3者は、連携によるSDGsマルシェの取り組みを報告した。

 講演では法政大学大学院の伊丹教授が「協同組合間連携の過去・現在・未来」をテーマに、他県の事例や、連携を一層促進する上での地元メディア、大学、研究機関などとの連携の重要性を指摘。事例報告者とのディスカッションも行われた。会場では、かながわCo-ネットのロゴマーク投票や、参加者が思いを書き込み貼り付ける「協同組合の木」も実施され、にぎわいを見せた。

 また当日は、フードバンクかながわの協力のもとフードドライブを実施し、食品60点(計9.305kg)と募金6,600円が集まった。

第1部 講師と事例報告者のディスカッションの様子
 
第2部 展示ブースの様子
「協同組合の木」作成の様子