小口広太

千葉商科大学人間社会学部准教授
メッセージ
食料価格の高騰、令和の米騒動が立て続けに起こり、食の危機がすぐそこに迫っています。資本主義経済の限界が見えるなか、私たちの生命(いのち)を支える食を商品として市場に委ねず、人々のつながりによって「コモンズ」(みんなのもの)にする思想と実践が求められています。地域に根差す農協や生協の取り組み、協同組合間連携はもちろんのこと、近年はワーカーズコープによる小さな農業も各地に広がっています。このような動きをさらに広げ、持続可能な農業と豊かな食の未来を創る役割に期待しています。