取り組みの紹介

学生向けの取り組み

IYC全国実行委員会の大学・学生向け取り組み

IYC全国実行委員会では、将来の協同組合の担い手となりうる学生に、協同組合への関心・認識を高めるための取り組みをしました。具体的には、 大学での協同組合をテーマとする講座の設定および、講座への協同組合役職員のゲストスピーカー派遣などを進めました。

<2012年度の協同組合に関する講座>

大学名 埼玉県立大学
学部名 社会福祉学科
講座名 協同組合論
教官名 北昌司
期間 2012年4月〜7月
備考 協同組合の歴史と思想、価値と組織原則、協同組合の種類と事業・組織の実際、及び、国連が本年を協同組合年と定めたバックボーンと社会的期待、それに応えるための課題について、特に生活協同組合に焦点を当てました。また、協同組合は非営利組織(NPO)ですが、様々な分野で活動しているNPOについて、分類と範囲及び法制度について、そして、使命(ミッション)の構築とその現実化の大切さと、特に地域コミュニティ形成を焦点化して取組んでいる連携事例について学びました。また、現場の実践に触れるためにゲストスピーカーを交えて展開しました。
大学名 駒澤大学
学部名 経済学部
講座名 「現代産業事情Ⅱ」(東日本大震災と日本の社会・経済)
教官名 百田義治
期間 2012年4月〜7月
備考 「東日本大震災と日本の社会・経済」をテーマとする連続講座に、農協・生協のゲストスピーカーが各1回参加し、各協同組合の震災復興の取り組み状況や、協同組合としての今後の役割発揮の在り方について講義をしました。
大学名 駒澤大学
学部名 経済学部
講座名 協同組合論
教官名 山口浩平
期間 2012年4月〜7月、15回
備考 他の法人とは異なった独自の価値を持つ協同組合の実態と役割、その意義を理解するとともに、各国における現状と課題を把握し、その現代的な姿を探りました。農協・漁協・生協などからのゲストスピーカーを交えて展開しました。
大学名 神奈川大学
学部名 法学部
講座名 消費生活行政特論
教官名 小川泰子
期間 2012年4月〜7月、15回
備考 講義の主要なテーマは、
(1) 非営利・協同セクターの現状とその広がり・将来性
(2) 社会保障制度と福祉政策から日本の生活経済と社会構造について考え、
(3) 幅広い領域から一線で活躍している活動家をゲストスピーカーに迎え、学生との出会いを創り、人と人のつながりの大切さを知り、
(4) ネットワークを持つことが学生自身の問題や悩みを解決し、将来への可能性を引き出すということに気づいてもらうことを目的としました。
大学名 神奈川大学
学部名 法学部自治行政学科
講座名 政治学特講Ⅱ「現代社会と協同組合」
教官名 出口裕明
期間 2012年4月〜7月、15回
備考 この講義では、
(1) 世界の協同組合運動が切り開いてきた成果を学ぶとともに、
(2) 生協を中心にした日本の協同組合の活動を広く検証し、
(3) 協同組合が今日の日本や地域の課題解決にどのような可能性を持っているのか、
(4) 地域の公共(新しい公共)をどのように担っていくのかなど、テーマごとのメイン講師により、協同組合の現代的意義を深めました(生活クラブ生協神奈川寄付講座)。
大学名 関西大学
学部名 大学院商学研究科
講座名 現代流通・国際ビジネス研究(1)
教官名 森宏之
山本邦雄
金子隆之
期間 2012年9月~、15回
備考 “協同、共生、助け合い”を理念とする日本と世界の生協の歴史・事業を学び、身近な大阪と奈良の生協の実践を学びながら、大震災からの復興と底の見えない経済不況の中でこれからの生協の役割を考えました。
大学名 同志社大学
学部名 商学部
講座名 「協同組合論-ひと・絆・社会連帯を求めて」
教官名 麻生潤(商学部)
名和又介(言語文化研究センター)
期間 8月~9月(集中講義)、15回
備考 協同組合について、その存在意義、起源と歴史、現在の課題と将来展望を専門家の講義により紹介し、受講者とともに協同組合のあり方について考えました。
*同志社大学商学部の設置する専門科目として開設し、コンソーシアム京都の単位互換授業として展開しました(全国大学生協連寄付講座)。
大学名 神戸大学
学部名 経済学部
講座名 協同組合論
教官名 滝川好夫
期間 2012年11月〜1月、14回
備考 大学という学びの場で、これからの地域を担う若者を対象に協同組合論を開講しました。農協・漁協・生協・労働金庫・信用金庫など、幅広いゲストスピーカーを招いて展開しました(全国大学生協連寄付講座)。
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