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「中小企業等協同組合視察の学習交流会」を開催しました。

IYC記念全国協議会は、平成28年10月27日、中小企業等協同組合法に基づき設立された「山梨県ワイン酒造協同組合」と同組合の木田理事長が経営するワイナリー「株式会社ルミエール」を視察する学習交流会を開催し、同協議会の有志11名が参加しました。

「山梨県ワイン酒造協同組合」は、山梨県のワイナリー約50社が加入している協同組合で、共同販売を主な事業としています。近年海外への販路拡大を展開し、甲州ワインのブランド作りに力を入れています。

「株式会社ルミエール」は、明治18年に創設されたワイナリーで、原材料であるぶどうの栽培、ワインの醸造・販売、レストランなどを営んでいます。

快晴のもと、ぶどう栽培の畑、醸造所や地下の保管庫など、丁寧な説明でワインが出来るまでの工程を木田理事長にご案内いただき、改めてワインづくりの奥深さを知ることができました。

今年度から、ぶどう栽培の畑に「気象観測装置(アメダスに似た機械)」が設置されました。これにより天候とぶどうの出来との相関関係をデータ解析できるようになります。このような機械は全国の主なぶどう栽培地に設置され、観測データは農水省に集められるとのことです。全国のデータを蓄積することによって、より効果的なぶどう栽培が期待されます。

ぶどう栽培農家が減っている中、如何にして甲州ワインのブランド力を高めていくか、栽培農家の方々との連携やワインの品質向上はもちろんですが、10月末~11月にかけて各地のワイナリーで開催されるワイン祭りなどのイベントの大切なPR手段です。

今回の視察で、ワインは、農業、工業、商業・サービス業が一体とならなければできない飲み物であることから、産業間連携の可能性を垣間見ることができました。なお、視察の一環としてワインのテイスティングを、併設されたレストランでの昼食といっしょに体験、参加者相互間の親睦を深めることが出来ました。

最後になりましたが、本視察の手配等ご尽力いただきました山梨県中小企業団体中央会にこの場を借りまして御礼申し上げます。

葡萄畑
葡萄畑
地下セラー(樽による保管)
地下セラー(樽による保管)
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