県段階の協同組合間連携の実態について

群馬県 利根沼田地域フートピア21が 今年3回目となる「親子農業体験」を開催

 10月15日(土)、群馬県利根沼田地域で「親子農業体験」が異種協同組合間連携によって開催されました。

群馬県の利根沼田地域では、2020年、地元の単位協同組合などで構成される連絡会議「利根沼田地域フートピア21[1]」が結成され、地域に根差した取り組みができないか話し合いが進められています。

 「親子農業体験」は、もともと10年程前からJA利根沼田が食農教育の取り組みとして、種まきから収穫までの農業体験を体験してもらうイベントとして開催されてきました。JA利根沼田の活動内容を知った利根保健生活協同組合などが、「あいのり」する形で、2021年より参加しています。

 全3回の活動日程の最終回となるこの日は、2か月前に定植したミニ白菜や種まきした大根とニンジンの収穫を楽しみました。収穫された野菜は、利根保健生活協同組合が主催するフードドライブ活動「おすそわけ」に提供されるとともに、地域の住民へも届けられました。

収穫を楽しむ参加者(群馬県沼田市で)

 

[1] 利根沼田地域フートピア21

群馬県では1995年より協同組合間連携組織として「フートピア21」の名称で協同組合間連携の活動が進められてきました。「フートピア」とは、food=食料・精神の糧とutopia=理想郷を組合わせた造語です。その後、2018年に職員交流会を通じ、その中で利根沼田地域にも活動の輪を広げたいと単組間での連携機運が生まれ、JA利根沼田、利根沼田森林組合、利根保健生活協同組合、生活協同組合コープぐんま等による協同組合間相互連携協力体制が築かれました。