県段階の協同組合間連携の実態について

「石川県協同組合交流学習会」が開催されました

 2022年11月14日、「JA石川県中央会」、「JF石川県漁協」、「石川県森林組合連合会」、「石川県生協連」の4団体による本年度の「協同組合学習交流会」が金沢市古府の農業会館で開催されました。この交流学習会は3年ぶりに「対面」で開催され、4団体役職員のほか、会員単協の役職員など約70名が参加しました。

 学習会では冒頭、JA中央会の西専務が過去4年の交流学習会の開催経緯や今後の協同組合の連携の必要性などについて挨拶を行いました。また、続いて日本協同組合連携機構(JCA)の伊藤常務が挨拶の中で、県域の協同組合連携組織が未設置の石川県で、このような交流学習会開催される意義について述べました。

 また、講演の部では、①石川県立大の楠部講師の「食品ロスと環境問題」、②NPО法人いしかわフードバンク・ネットの青海理事の「石川県内のフードバンク・フードドライブ」について、講演を行い「食品ロスの削減」や「貧困対策への活用」などについて、理解を深めました。

 さらにJA・生協・漁協・森組の4団体からは、それぞれの「食育」や「木育」などの取り組みについて報告があり、これを受けて参加者はそれぞれ5~6人程度のグループに分れて、感想や意見を出し合いお互いの今後の活動について考えました。グループ発表では、「協同組合間連携による子ども講座の開催」や「JAと生協による宅配連携」などで今後連携できるといった意見が出されました。

 最後にJCAの横溝部長から講評の中で、「ゆるやか・あいのり・やってみる」の協同組合間連携の「キャッチフレーズ」が紹介され、閉会挨拶では石川県生協連の長谷川会長から、「過去に石川県にあった連携組織再興」に向けての熱いエールが述べられました。

学習交流会の全体風景
グループによる交流風景
グループ交流の発表風景