県段階の協同組合間連携の実態について

「徳島県民フォーラム」でコメンテーターを務めました

 11月19日、徳島県のJAグループ、生協、勤労者福祉ネットワーク、鳴門市等が参加する「賀川豊彦ゆうあいフェスタ実行委員会」、鳴門市賀川豊彦記念館、賀川豊彦記念・鳴門友愛会の3者共催で開催された、「賀川豊彦ゆうあいフェスタ」の「徳島県民フォーラム」で、日本協同組合連携機構(JCA)常務理事の伊藤治郎がコメンテーターを務めました。

 当フォーラムは、「賀川豊彦と協同組合~協同組合の現状と協同組合間協同~」をテーマに、協同組合の理念を再認識し、組織間の連携強化を考えるため、協同組合役職員や地元住民が参加して開催。
 賀川豊彦記念・鳴門友愛会副理事長の藤原 学氏がコーディネーター、徳島県生協連副会長・こくみん共済coop徳島推進本部長の藤岡 一雄 氏、徳島県労働者福祉協議会会長の川越 敏良 氏、ワーカーズコープ四国開発本部長の酒井 厚行 氏、JA徳島中央会JA支援室 経営教育グループリーダーの高田 慎也 氏がパネリストとして登壇しました。

 伊藤常務から、協同組合間連携の現状、賀川豊彦が語った人体に例えた協同組合の7類型を引用し、地域課題の解決に向けた連携の必要性について問題提起。
 パネリストは、「JAから協同組合らしさが消えつつあると感じている。アイデンティティについて学び、同志を作ることを進めたい」、「日本では延べ1億人が何等かの協同組合に拘わっており、組合員一人一人に何が出来るかを探りたい」等々、各団体の現状と今後の協同組合間連携への思いを述べました。

 最後に、伊藤常務が、「JCAは、県内の協同組合が集まって地域の課題について話し合い、協同組合が連携して何が出来るかを考える「ラウンドテーブル」の開催を呼び掛けている。先ずお互いを知ることから始め、次につなげて頂きたい。協同組合が連携するだけでも大きな力になる。徳島県でも連携が進むことを期待する。」と述べ、当フォーラムは閉会しました。