県段階の協同組合間連携の実態について

石川県で「協同組合のアイデンティティ」
についてワークショップを開催

 2023年11月13日(月) 石川県の県域協同組合4団体(JA中央会・生協連・県森連・県漁協)は、金沢市古府の「農業会館」に於いて「協同組合学習交流会」を開催し、県域協同組合組織や県内単協の若手を中心とした役職員約60名が参加しました。この学習会は、石川県内の各セクターの協同組合間連携活動として毎年秋のこの時期に開催され、昨年に引き続きJCAからも3名参加し、今年は「協同組合のアイデンティティ」について講演・ワークショップなどを行いました。

 大谷生協連会長の開会あいさつ後、それぞれの協同組合セクターから、①JA加賀「協同組合で取り組んでいること」、②金沢森林組合「10年後の金沢森林組合が目指す姿」、コープいしかわ「育むつながり」、④石川県漁協「県産魚PRの取組み」という内容で、代表4単組より実践報告がありました。

 その後、「協同組合のアイデンティティについて考える」という演題でJCAの伊藤治郎常務理事が講演を行いました。続いてJCAの進行で講演内容に基づき、参加者を5名~6名の9グループに分けてワークショップを行い、「協同組合のアイデンティティ」についてさらに掘り下げて考え議論しました。グループワークの発表は代表3グループが行い、最後にJCAの横溝大介協同組合連携1部長が全体講評を行い、学習交流会は終了しました。

 石川県には現在県域の連携組織はありませんが、一歩一歩着実に「協同組合間連携」活動の活性化に向けて前進しています。

伊藤常務講演風景
ワークショップ風景