県段階の協同組合間連携の実態について

広島県協同組合連絡協議会が協同組合連絡会議こうちと交流

 広島県協同組合連絡協議会(以下、「HJC」)は、県域組織の運営に関するポイントを学ぶため、協同組合連絡会議こうちを訪問しました。 

 この視察は、HJC事務局が今年7月に行われたJCA主催のブロック別情報交換会で、協同組合連絡会議こうちの活動報告を聞いたことをきっかけにしています。HJCでは、高知県の協同組合間連携の実践を自らの組織運営に活かしたいと考え、今回の視察の実施に至りました。視察団は、JA広島中央会、広島県生協連、ワーカーズコープ山陽事業本部の3組織(計5名)で構成され、11月12日(日)~13日(月)にかけて高知県を訪問しました。

 一行は最初に、協同組合連絡会議こうちが主催する「第1回協同組合フェスタ」の会場を訪れました(フェスタの詳細は11月16日付JCAウェブサイト掲載のニュースを参照ください)。 次に、こうち生協の店舗を見学し、最後に協同組合連絡会議こうちのメンバーと共に、それぞれの組織の活動について紹介し合い、県域組織の運営のポイントについて意見交換しました。
 協同組合連絡会議こうちとの意見交換で、高知県の報告を聞いたHJCの参加者からは、協同組合デー集会、学習交流会、フードドライブ、独自宣伝物の作成など多岐にわたる活動が展開されていることに驚きの声があがりました。また、こうした活動の企画は連携組織の事務局団体であるJA高知中央会がすべてを引き受けるのではなく、それぞれの分野で強みを有する会員が事務局となって企画し、その他の会員がこれに協力しながら運営されており、この仕組みを導入したいという積極的な意見も出されました。HJCでは、今回の視察訪問の結果を事務局会議で共有し、今後の県域組織の運営に活かすことにしています。

 なお、こうち生協の店舗見学では、佐竹理事長をはじめとするこうち生協役職員の皆さまから、地域に選ばれる店舗づくりと組織運営について報告を受けました。また、こうち生協が取り組む協同組合間連携や買い物支援など地域課題の解決に向けた活動事例を学びました。

 JCAは、「学ぶとつながるプラットフォーム」として、全国交流会議やブロック別情報交換会など様々な企画を通じて県域組織間の連携を支援しています。今回のHJCと協同組合連絡会議こうちのように、県域組織の交流が全国で進むことを期待しています。

意見交換の様子

 

【関連リンク】

「協同組合連絡会議こうち」が、第1回協同組合フェスタを開催