県段階の協同組合間連携の実態について

かがわ協同組合連絡協議会が、第2回防災キャンプを実施

 香川県内の12の協同組合で構成する、かがわ協同組合連絡協議会が、11月18日(土)、昨年に続き、第2回の防災キャンプを実施しました。

 かがわ協同組合連絡協議会は、2021年12月に協同組合連携で地域のために出来ることを話し合うグループディスカッションを実施。「災害への備え不足」は、この時のディスカッションで挙げられた課題の一つです。

 当日は、天候不順と強風のため、宿泊型野外活動施設「交流の里 おうごし」内の屋内施設で防災キャンプを実施し、10団体から役職員の家族も含め46人が参加しました。

 香川県防災活動アドバイザーの指導のもと、避難所運営を疑似体験できるカードゲーム「避難所運営ゲーム(HUG)」を実施しました。参加者はグループ毎に分かれ、メンバー間で協力し、災害時に避難所にて起こり得るさまざまなイベントなどに対応しながら避難所運営ゲームを行いました。

 参加者からは「ゲームでさえも頭がいっぱいなのに、実際の避難所は想像もつかないくらい大変だと感じた。」等の感想があり、避難所運営の難しさや大変さを学びました。

 また、香川県キャンプ協会の指導のもと、テント設営やロープワークのテクニックを学ぶとともに、防災食の試食体験を実施し、参加者の災害時の備えの意識向上に繋げました。

 当事例は、12月8日付日本農業新聞で紹介されています。

 かがわ協同組合連絡協議会のような協同組合の連携組織は、42都道府県に存在します(2022年3月時点)。JCAでは全国の連携組織に、地域課題を話し合う「ラウンドテーブル」を呼び掛けています。

 今回の取り組みは、香川県の協同組合が、地域のために協力してできることを話し合った結果、実現しました。