県段階の協同組合間連携の実態について

長野県協同組合連絡会が第54回通常総会を開催

 2024年4月8日、長野県協同組合連絡会(構成団体:JA長野中央会、JA長野信連、JA全農長野県本部、JA長野厚生連、JA共済連長野県本部、長野県生協連、長野県漁連、長野県森連、長野県労働金庫、ワーカーズコープながの、ワーカーズコープ信州、こくみん共済coop長野推進本部)は、JA長野県ビルにて第54回通常総会を開催しました。

 通常総会では、2023年度事業報告並びに収支決算の承認、2024年度事業計画並びに収支予算の決定、2024年度役員の選任等が行なわれました。

 2024年度事業計画では、「協同組合フェスティバル」の開催、「信州まるごと健康チャレンジ」への協賛、2025年の国際協同組合年に向けた準備・検討、組合員・会員(役職員)の相互交流促進などの活動に取り組むことが決定されました。

 役員選任では、神農佳人JA長野県・各連合会会長が2024年度の連絡会会長に選任されました。

 通常総会後、長野県生協連の中谷事務局長が、能登半島被災地支援報告を行いました。日本生協連の依頼を受け、1月27日から3月29日まで能登半島地震被災地の「現地コープ被災地支援センター」の運営支援のため石川県に滞在した中谷事務局長は、全国の生協からの支援のコーディネートをはじめとする現地での取り組みについて報告し、「私たち自身が備えを今から行うこと」「能登への支援を継続すること」が大事だと話しました。

 続いて、JCAの前田CI・国際・研究チーム部長が「協同組合のアイデンティティに関するJCAの提言およびIYC2025について」をテーマに講演を行いました。参加者からは、「協同組合の歴史と意義について改めて学ぶことができた」「IYC2025に向けて協同組合が果たす使命を感じることができた」「ワークショップ結果を分析してICAに向けた提言をされた点と内容について共感できる」などの感想が寄せられました。

長野県協同組合連絡会の役員・幹事・事務局26名が参加
開会挨拶を行う長野県生協連の太田会長
能登半島被災地支援について報告する長野県生協連の中谷事務局長
協同組合のアイデンティティやIYC2025について話すJCAの前田部長