県段階の協同組合間連携の実態について

三重県協同組合連絡協議会(MJC) 、ラウンドテーブルを開催
~JA全農みえ茶センター、三重県住宅生協展示場、鈴鹿市漁協直売所を視察~

 9月18日(木)~19日(金)、三重県協同組合連絡協議会(MJC)は、協同組合間の連携を進めるため、三重県内の協同組合12組織から15名を参集し、ラウンドテーブルを開催しました。JCAでは、協同組合連携1部・横溝部長と澤田マネージャーが講師・ファシリテータとして参加しました。
 MJCがラウンドテーブルを開催するのは、昨年度に続き2度目で、今年度は、ラウンドテーブルの前日に、協同組合の施設を見学しました。
 見学先は、JA全農みえ茶センター(冷蔵倉庫)、三重県住宅生協・はぐみテラス神戸(住宅展示場)、鈴鹿市漁協直売所の3か所です。

 

JA全農みえ茶センター
茶センターの内部・お茶が保管されています
鈴鹿漁港
鈴鹿漁協直売所・魚魚鈴(ととりん)・イワシつめ放題
直売所・魚魚鈴(ととりん)・さばふぐ・とらふぐ
三重県住宅生協・はぐみテラス神戸の住宅
三重県住宅生協・展示住宅のお庭
 

 

 2日目は、JCA横溝部長から協同組合の基礎知識や全国の連携事例の説明が行われました。その後、参加者は3つのグループに分かれて、協同組合が連携して取り組めるアイデアを話し合いました。参加者から出たアイデアは以下の通りです。

  • 各協同組合で、(加工食品などの)商品を共同開発(または既存商品)し、共同で販売する。
  • 生協などの移動販売車等で、漁協や農協などの協同組合を訪問したり、毎年実施される協同組合のイベント等(農協まつりなど)に参加する。
  • SNSで困りごとを共有するサイトを立ち上げ、職員が組織の枠を越えて知恵やアドバイスを出し合う。

 JAグループ三重・役員室の東元室長からは、「ラウンドテーブルでは多くの具体的なアイデアをいただけた。出席された皆さんは将来、組織を背負う方々であり、この取り組みが未来の協同組合連携のきっかけになることを期待している」と述べました。

 参加者同士の交流と意見交換を通じて生まれた取り組みが、今後の協同組合活動のさらなる発展につながることが期待されます。

ラウンドテーブルでたくさんの意見が出ました
たくさんの知恵が集約されました
意見がまとまりました