県段階の協同組合間連携の実態について

JA北海道大会のパネルディスカッションに参加しました。

常務理事 青竹 豊

 JAグループ北海道は、11月13日、札幌市で、「北海道550万人と共に創る『力強い農業』と『豊かな魅力ある農村』」の実現に向け、第29回JA北海道大会を開催しました。道内の組合員・役職員など約2400名が参加しました。

○多様化する組合員ニーズをテーマにパネルディスカッション
 大会の企画として、パネルディスカッション「多様化する組合員ニーズに応える新たな協同組合の価値創造」が行われ、行友弥・農林中金総合研究所顧問・特別研究員、宮入隆・北海学園大学教授(コーディネーター)、小野寺俊幸・北海道農業協同組合中央会副会長とともに、パネリストとして参加させていただきました。
 素材提供として、青竹より、「(1)生協における組合員との関係強化、(2)SDGsと協同組合間連携」について報告しました。
 その後、ディスカッションに移り、前半で組合員や准組合員との関係強化、後半で協同組合連携による地域社会への関わり強化について、参考となる事例や経験の紹介、留意すべき点などについて意見交換しました。

○「次代につなげる協同組合の価値と実践」を掲げた大会議案
 第29回大会は、議案第2号「次代につなげる協同組合の価値と実践」で、多様なニーズをもった組合員の結集をいっそう進めるとともに、日本協同組合連携機構(JCA)の発足にも触れ、他の協同組合を含む多様な組織との連携により、「地域の課題解決や豊かな魅力ある地域づくりに取り組む」としています。
 10月31日には、JAグループ北海道と北海道生協連は、「誰もが安心して暮らし続けられる地域社会への貢献活動」などをめざし相互連携協力協定を結びました(※リンク先参照)。大会当日も、麻田信二・北海道生協連会長理事から、飛田稔章・JA北海道中央会会長に、台風や大地震被害に対する支援金が贈呈されました。
 北海道における協同組合間連携や地域社会への貢献の広がりが期待されます。

以上

JA北海道中央会HP
http://www.ja-hokkaido.jp/member/generalplanning/2987/


JAグループ北海道に生協の支援募金が贈呈されました。


挨拶される飛田稔章・大会実行委員長
(JA北海道中央会会長)。


パネルディスカッションでは組合員との関係強化などが話し合われました。
(写真はいずれもJA北海道中央会提供)