県段階の協同組合間連携の実態について

「いま『協同』が創る2019にいがた協同集会」が開催され、JCAから協同組合間協同の全国の事例を紹介しました。

 2019年11月9日(土)、新潟市で「にいがた協同ネット」の主催により、「いま『協同』が創る2019にいがた協同集会」が、県内の協同組合関係者や学生など約100名の参加のもと開催されました。

 「にいがた協同ネット」は、2008年に全国から1700名が参加して開催された「いま協同を拓く全国協同集会in新潟」の実行委員会の構成メンバーの団体・個人が、「全国協同集会の成果を継承・発展させ、『協同』の地域社会づくりをすすめる」ことを目的に2013年に結成したものです。新潟における地域課題の解決に向けて、公開学習会、情報交換会、勉強会などを行うネットワークとして活動しています(ウェブサイト:https://www.n-kyoudou-n.com/)。

 集会では、「にいがた協同ネット」代表の渡邉登新潟大学教授からの開会挨拶ののち、日本労協連の山本幸司副理事長から「労働者協同組合法(仮称)が創る未来、地域」と題する基調講演が行われ、続いて当機構の前田健喜協同組合連携部長が、全国の協同組合間協同の事例を紹介しました。
 その後、新潟ろうきん福祉財団の江花和郎理事長をコーディネーターとしたパネルディスカッションが行われ、日本労協連の田嶋康利専務理事、ワーカーズコープ「い~てらす寺山」の齋藤紀美子施設長、ささえ生協「きまま舎」の星ゆり子副所長がパネリストとして、JCAの前田部長がコメンテーターとして登壇しました。

 田嶋専務からは協同労働の協同組合・ワーカーズコープについての紹介に続き、齋藤施設長からは寺山公園子育て交流施設「い~てらす」における地域に開かれた子育て支援の実践が報告され、星副所長からはささえあい生協の障害者就労支援事業所「きまま舎」における利用者を尊重し共に働く障害者就労支援の取り組み報告がなされ、その後、会場の参加者を巻き込んだ活発なパネルディスカッションが行われました。


県内協同組合関係者や学生ら約100名が参加


開会挨拶を行う渡邉にいがた協同ネット代表


JCAから全国の協同組合間協同の事例を紹介


パネルディスカッションでは、県内や全国の取り組み報告を受け、活発なやり取りがなされた

(写真提供:労協センター事業団北陸信越事業本部)