県段階の協同組合間連携の実態について

兵庫県「虹の仲間づくりカレッジ」に参加しました。

 令和2年2月13日(木)に、兵庫県協同組合連絡協議会(兵庫JCC)主催、三木市志染町のコープこうべ協同学苑で開催された「虹の仲間づくりカレッジ」の第3回目(最終回)に参加しました。

 このカレッジは、県下9協同組合より成る兵庫JCCが、次世代を担う協同組合人の交流・育成を目的として、会員団体より若手・中堅職員を募り、協同組合が社会の中で果たす役割について考える場とする年3回の連続した研修プログラムです。協同組合間連携の事例としては、全国的にもたいへん稀有な研修会です。

 これまで県下の協同組合から集まった参加者たちは、4グループに分かれてそれぞれが選んだSDGs17目標の中の1つの目標を達成するために、どのように行動するべきかを1回目・2回目のグループディスカッションや、その後の実地調査など行い考えてきました。第3回目はその成果を全員にプレゼンし全員でディスカッションするという内容です。

 この日は冒頭、JCC兵庫生協連の松岡専務の開会あいさつに始まり、コープこうべ齋藤係長の進行で、各グループのプレゼン、またそれについて全員で行うグループディスカッションが熱心に行われました。全員が4グループに分かれながらも一体感すら感じる和気あいあいとした雰囲気の中、あっという間に8時間が過ぎ、それぞれのグループが斬新なアイデアでありながら、実践的な行動プランを作成しました。

 一昨年の発足以来、JCAでは各地の協同組合間連携の事例を収集して、全国の協同組合連携組織などに紹介しています。兵庫県の「虹の仲間づくりカレッジ」は、今回参加してさらに素晴らしい研修プログラム企画であることを再認識しました。JCAはこれからもこの素晴らしい事例を全国の協同組合などに紹介していきます。

協同組合連携部 佐藤憲司