県段階の協同組合間連携の実態について

3月12日 青森県協同組合4団体合同研修会が開催されました。

 

 2021(令和3)年3月12日(金)、青森県協同組合4団体合同研修会が開催されました。今回の研修習会は「ウィズコロナでの持続可能な社会をめざして」をテーマに、3密を避けるため、メイン会場のアップルパレス青森の他、県内各地からもオンラインで参加できる形式で開催され、当初予定した人数を上回る約90名が参加されました。

 研修会で、JCAの比嘉専務は協同組合の目的は同じ、単体で取り組むのではなく異種の協同組合が様々な地域課題を話し合う場を設けることが重要で、その中からできることから取り組んで欲しいとお伝えし、常務の青竹からは、SDGsの基本とコロナ禍での各地での取り組みを紹介しました。

そして、特別講演として、昨年12月に成立した「労働者協同組合法」について日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会の古村理事長から、法律のポイント解説をいただきました。

 参加者からは、「コロナは、社会問題を深刻化、浮き彫りにしているが、一方で、コロナは助け合いの大切さを見直す機会を示したと思う。紹介いただいた取り組み事例の1つ1つがSDGsにつながっていると感じたので、今後の事業に反映する手立てを考えていく必要を感じた。」「ラウンドテーブルというステージの必要性を更に実感できた。」「これまで、特に連携して何かをするといった事が頭になく、意識したこともなかったが、連携できれば良い事業ができると思う。」「労働者協同組合について理解を深めるよい機会となった。労働者協同組合をはじめ、協同組合の連携がうまくいけば様々なことに取り組めると感じた。」「今後、連携について考えていきたい。特に、販路拡大での連携強化やフードロス対策について、連携がとれれば良いと思う。」「次は取り組みができるきっかけ(場)の提供をしてほしい。」など積極的な意見をいただきました。

また、オンライン会議についても、「Web研修会は、初めてだったが、良かったと思う。」「Web会議を活用していきたい。」等、新たなコミュニケーションツールとして実感いただけたようでした。

 SDGsを学んだことで、「身近な生活の中にも様々な活動ができる」「組織としても、SDGsを打ち出すことが必要。」「SDGsについて勉強するとともに、先進事例を職場に持ち帰って共有し、今後、協議し具体的に進めていきます。」等、多くの方がSDGsを自分事として捉えることが出来た研修になりました。