京都で組合員加入をテーマに生協・JAが意見交換会を開催
2025.09.11
2025年9月2日(火)、JA京都中央会主催により、京都生協と京都府下の5つのJAによる「組合員加入にかかる生協・JA間協同組合間連携の意見交換会」が開催されました。昨年に続き2回目の開催となる今回の意見交換会には、組織活動における課題の共有と、食と地域でつながる協同組合の連携を進める場として、京都生協各地区ブロックとJAの実務責任者11名が参加しました。
冒頭、JA京都中央会総合企画部・福井部長から「JAは“食をつくる側”、生協は“消費する側”として、地域と食を守る持続的な連携を作り上げていきたい」とのメッセージがありました。続いて、前回の意見交換会の振り返り(JA京都中央会総合企画部・樋口次長)、全国の協同組合連携事例の紹介(JCA・北澤連携推進マネージャー)、各組織の活動報告(京都生協組織運営部・橋本マネージャー、JA京都中央会総合企画部・福井部長)などが行われ、参加者がお互いに組織の理解を深める時間となりました。
後半のグループワークでは、活動現場の実務責任者の立場から活発な意見交換が行われ、以下のような連携アイデアが共有されました。
①地産地消・産地交流
- 他県産地に加え、地元京都で地産地消を進める産地と生協との交流。
- 生協組合員の産地訪問による農家応援や農業体験企画での連携。
②食育・子育て支援
- 子ども向け・子育て世代向けイベントの共催。
③イベントの連携・共催
- 京ベジフェスタ(京都市とJA共催の農業イベント)への生協出展や共同企画。
- KYOTO Co-Lab(京都生協のイベントスペース)でのイベント共催。
- 職員交流イベントでの連携。
④広報協力
- LINEや生協エリア会議などでのイベント相互広報などの広報連携。
⑤継続的な交流の必要性
- 例えば3〜6ヶ月ごとの継続的意見交換や成功事例の共有による関係深化。
⑥まずは一緒にやってみる
- 既存イベントを活用し、実践を通じた連携の第一歩。
今回の意見交換会を通じて、生協とJAがそれぞれの立場を尊重しながら、地域課題の解決に向けて協力し合う姿勢が改めて確認されました。今後も継続的な交流と実践を重ねることで、組合員の拡大と地域住民からの信頼につながる活動へと発展していくことが期待されます。
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<グループワークの様子>