国際連携

ICAが協同組合文化遺産リストを発表~日本から鳴門市賀川豊彦記念館が認定される

 国際協同組合同盟(ICA)は2025年11月13日、協同組合文化遺産( Cooperative Cultural Heritage)プログラムの開始と第一弾のリストを発表しました。協同組合文化遺産は「世界の協同組合のストーリーにまつわる歴史的建造物や記念碑、伝統や慣習」を記念し、人々が協力することによって成し遂げて来た様々な成果を思い起こさせるものです。また将来の世代が協同組合を学び発展させることに役立てることを目指しています。
 文化遺産は協同組合のアイデンティティに則ったもので、第一弾のリストとして25ヵ国31ヶ所の「文化遺産」が認定され、日本からは徳島県の鳴門市賀川豊彦記念館が認定されました。その他、イギリスのロッチデール記念館やインドの酪農組合の博物館、アメリカで最も古くから食品を扱う協同組合、ケニアの協同組合運動のルーツとなった大学等、世界中から様々な遺産が登録されています。
 ICAではこれからも世界の協同組合から自薦・他薦を受け付け、各地の「文化遺産」を認定していく予定です。