刊行物

食料消費の変動分析 —新たな販路開拓、市場創出にむけて

食料消費の変動分析 —新たな販路開拓、市場創出にむけて

濵田亮治・和泉真理 著 定価2,600円(+税) A5判上製/192ページ 

 長引く不況・デフレ経済と所得の低迷のもと、消費者の食料消費行動は大きな構造変化を遂げている。その実態とそれに伴う市場構造の変化を、7回にわたる消費者Web調査と各種資料等により分析。多様なデータと分析結果は、市場縮小を打ち破り、新たな販路開拓や市場創造に取り組む上で豊富な示唆を与える。

【目次】 
はじめに——本書の目的と構成 
Web調査の方法と概要

◆第1部 現代日本の消費者の食料消費行動——「台所」と「買い物」の場面から 

第1章 家庭における食事と生鮮食材の位置づけ
1.家族における食事と食の外部化の状況
2.家庭の食事における生鮮食材の位置づけ
3.家庭における調理の実態

第2章 生鮮食材の買い物の実態
1.生鮮食材の購入先
2.買い物の頻度
3.生鮮食材の購入時に重視する点、商品を選ぶ際の基準
4.商品選定の基準の変化
5.消費者から選択される売り場、生鮮食材

第3章 調査データのマーケティング活動への反映
1.マーケティング戦略の検証
2.マーケティング戦術へのヒント

◆第2部 日本の食料消費市場のマクロ分析——新たな食料市場の可能性を探る 

第1章 食料市場規模の縮小と内訳の変化
1.日本の食料市場規模の拡大と縮小
2.日本の食料市場の内訳の変化

第2章 食料市場を変化させるもの 
1.人口の高齢化の進展と都市への集中
2.ライフスタイルの変化と多様化
3.情報技術の発展と食料市場

第3章 新たな食料市場の構築に向けて
1.国内での新たな市場の創出
2.海外市場への進出

おわりに——国内農業の明日に向けて

資料編<付属CD-ROM>内容一覧
Ⅰ 本書第1部図表の元データ(EXELファイル)
Ⅱ 消費行動に関するWeb調査〈2008~2009年〉(PDFファイル)