刊行物

No.7 我が国の水田農業を考える(上巻) -EUの直接支払い制度と日本への示唆-

星勉・石井圭一・安藤光義 著 星勉 監修

定価750円+税 A5版/62ページ

 本書の目的は,EUの直接支払い制度の仕組みと変遷から、我が国の水田農業政策への示唆を得ることである。EUは、直接支払い制度による政策目標を明確にした制度であるが、分配での公平性が課題となっている。一方、我が国は、水田農業の特質と減反政策による農業予算増大の抑制をしてきた経緯があり、EU制度を単純に導入するのは難しい。そのため、我が国の水田農業での直接支払いの導入は、予算の増加と、限られた財源の中での包括的、かつバランスのとれた制度の構築が求められる。

目次

1 はじめに(星勉)
2 EUの農政改革と直接支払制度(石井圭一)
3 日本の水田農業政策の展開過程と直接支払い(安藤光義)

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