刊行物

No.11 農業収入保険を巡る議論 我が国の水田農業を考える

星勉・吉井邦恒・鈴木宣弘・姜薈・石井圭一・安藤光義 著

定価750円+税 A5版/62ページ

 今後の水田農業のあり方を左右する、現行の「経営所得安定対策(2015年度)」の次に来るであろう「収入保険制度」について検証した。
 その結果、主に(1)農業者の経営単位収入保険に対する需要把握が必要であること、(2)我が国が想定する施策では収入保険のみでよしとしているが、生産コスト水準を補償する「岩盤」政策の再検討が必要であることがわかった。

目次

I はじめに【解題】(星勉)
II アメリカの収入保険制度(吉井邦恒)
III 我が国水田農業の将来展望と経営安定対策の再検討(鈴木宣弘・姜薈)
IV EUにおける農業所得政策の展開
-「ゲタ」の多様化・「ナラシ」の要請-(石井圭一)
V 水田農業を支えるために何が必要か(安藤光義)

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