SDGsへの取り組み

3 すべての人に健康と福祉を

 

土壌スクリーニング・プロジェクト(福島)

  • 福島県の農協の取り組みを県の生協連が全国に支援を呼びかけ、日本全国から生協組合員・役職員が集まって活動した取り組み。
  • 状況に応じた的確な対策がとれるように、全農地を対象に、放射性物質を測定し、汚染状況を細かい単位で明らかにした「田畑の汚染マップ」を作成した。
  • 農産物の安全・安心確保対策が進み、地域の農業再生に貢献している。

 

 

地域における高齢者支援(北海道)

  • JAひがしかわとコープさっぽろが連携し、2011年からコープさっぽろの移動販売車「おまかせ便カケル」をJAひがしかわ管内で運行し、高齢のJA組合員の買い物を支援。
  • 現在でも、「おまかせ便」は採算ラインを上回る実績を残している。
  • 2012年には東川町とコープさっぽろの間で、高齢者の地域見守り活動の協定を締結。「おまかせ便カケル」は、行政と高齢者を結びつける役割も担っている。

 

福祉・健康にかかわる取り組み(神奈川)

  • 神奈川県協同組合提携推進協議会は1988年「すみよい神奈川づくり基本構想」を策定。
  • 同年、中間報告を発表し、具体化に向けた18の課題別検討会が主に職員ベースで開始され、構想がブラッシュアップされていく。
  • 同構想の重点の一つ「健康で心豊かなくらしの創造」に基づき、協議会のもとに以下の委員会が設置される。
    • 1996年 福祉活動委員会、健康委員会
    • 1998年 福祉健康委員会
    • 1999年 地区推進委員会(5地区で発足、2007年から4地区)
  • 現在、県内4地区で単位生協・JA間連携による、健康体操や介護・認知症の研修会など、福祉や健康に関わる活動を継続している。

 

地域の活性化の取り組み(愛知)

  • 1984年からの合併前の生協・農協による提携・交流を踏まえ、1999年に当時の「みかわ市民生協(現コープあいち)」と「JAやまびこ(現JA愛知東)」が総合提携。
  • その基盤に支えられ、生協組合員・JA女性部会員が主体となって、健康サロン「まずは寄らまいかん」の開催など地域の活性化に取り組んでいる。

 

高齢者の困りごと解決(愛知)

  • 豊明市が南医療生協の「おたがいさまのまちづくり」の取り組みを見て、南医療生協、コープあいち、JAあいち尾東に高齢者の生活支援を行う仕組みを打診。
  • その結果、2017年8月に豊明市の住民主体型生活支援として、「おたがいさまセンターちゃっと」がスタート。
  • お年寄り世帯のゴミ出しや電球の交換、庭の草木の手入れなど、生活でのちょっとした困りごとを住民同士で助け合う仕組みで豊明市が運営費を補助している。

 

健康にかかわる取り組み(長野県)

  • 健康チャレンジとは、提示された健康づくりコースから各自が自分にあったコースを選んで、その実践を記録して結果を報告するもの。個人では継続しにくい生活習慣の改善を楽しみながら進め、改善に繋げる取り組み。
  • 2016年までは、県内3つの医療生協(長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協)がそれぞれの組合員を対象に個々に行っていた。
  • 2017年は、協同組合の組合員に限定せず地域課題として発信すべきとし、長野県生協連と3医療生協が県内で実施。
  • 2018年からは、県内10の協同組合が加盟する長野県協同組合連絡会が主催団体となり、「信州まるごと健康チャレンジ」として実施。

 

健康にかかわる取り組み(兵庫県)

  • 健康チャレンジとは、提示された健康づくりコースから各自が自分にあったコースを選んで、その実践を記録して結果を報告するもの。個人では継続しにくい生活習慣の改善を楽しみながら進め、改善に繋げる取り組み。
  • 元々、医療生協による単独の取り組みに兵庫協同組合連絡協議会が参加した。
  • 兵庫県内の協同組合が連携し、自治体、学校や地域などにも協力を呼びかけた結果、協同組合の組合員だけでなく、県民をあげた健康づくりの取り組みを目指す。