刊行物

No.27 プロセス重視の地方創生 -農山村からの展望-

小田切 徳美・平井 太郎・図司 直也・筒井 一伸 著 定価750円+税 A5版/79ページ

 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が第2ステージを迎えようとするなか、地域づくりに必要不可欠な要素として、「プロセス重視」の声が、地域づくりの現場レベルからあがり始めています。しかし地域づくりのプロセスは、まだ分散的に論じられているにとどまり、地方創生のなかで大きな力を持つ議論にまでは至っていません。
 そこで本書では、「まち(コミュニティ)」「ひと」「しごと」というカテゴリーに沿って、地域づくりを「プロセス重視」という視点でとりまとめ、「にぎやかな過疎」を到達点とするような、農山村の地域づくりにおける新たな展開の基礎となる「地域づくり版プロセスデザイン論」として発信します。

目次

Ⅰ 農山村の動態——今、なぜ「プロセス重視」か? (小田切 徳美)
Ⅱ プロセス重視のコミュニティづくり——尊重の連鎖と関わり合い (平井 太郎)
Ⅲ プロセス重視の「ひと」づくり——農山村の未来を切り拓くソーシャル・イノベーターへの成長 (図司 直也)
Ⅳ プロセス重視の「しごと」づくり——“複線化”されたなりわいづくりのプロセス (筒井 一伸)
Ⅴ 新しい地方創生へ——総括 (小田切 徳美)
〈私の読み方〉「プロセス重視」が問いかけるメッセージ (尾原 浩子)

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