国際連携

第98回国際協同組合デー(2020年7月4日)のページ


 世界の協同組合が協同組合運動の発展を祝い、さらなる前進を誓い合う日である「国際協同組合デー」(以下「デー」)は毎年7月第1土曜日です。第98回(国連の国際デーの一つとなってから第26回)となる今年のデーは7月4日(土)です。
 このページでは、今年の国際協同組合デーに関する情報を情報をアップしますので、閲覧・視聴いただくとともに、イベント等でご活用ください。また、アンケートにもご協力ください。

第98回国際協同組合デー記念中央集会(ウェブ開催)プログラム

(1)開会挨拶(約4分半)
JCA代表理事会長/JA全中代表理事会長 中家 徹

(2)国際協同組合同盟(ICA)会長からのビデオメッセージ 【日本語字幕付】(約4分半)
国際協同組合同盟(ICA) 会長 アリエル・グアルコ

(3)情勢報告
『気候変動、今、私たちが直面する現実、そして私たちができること』(約18分)
文珠正也、佐藤憲司、横溝大介(クライメート・リアリティ・リーダーシップ・コミュニティメンバー、
JCA 協同組合連携部 連携推進マネージャー)
※「クライメート・リアリティ・リーダーシップ・コミュニティ」とは、気候危機解決を進める国際団体「クライメート・リアリティ・プロジェクト」(会長:アル・ゴア元米国副大統領)が実施する研修に参加し、同プロジェクトから気候危機解決の担い手として認定された人たちの集まり。
 

(4)記念講演
記念講演1 『地域循環共生圏の創造による持続可能な地域づくりについて』(約15分半)
中島恵理氏(環境省 大臣官房環境計画課 計画官・環境経済政策調査室長)

記念講演2 『未来への大分岐 気候変動問題への取組みと協同組合への期待』(約15分半)
斎藤幸平氏(大阪市立大学大学院 准教授)

(5)事例報告
事例報告1 『全国の生協の温室効果ガス削減の取り組み』(約13分)
大西博之氏(日本生活協同組合連合会 社会・地域活動推進部サステナビリティ推進グループ)

 日本生協連は、各地の生協や生協連合会が加入する全国連合会です。
 全国の生協の中央会的役割として、様々な団体と交流し、生協への理解を広げ、社会制度の充実に向けた政策提言や会員生協の発展を支える役割を果たしています。
 その中で、全国の会員生協とともに現在、2020年に向けた温室効果ガス削減計画を取り組んでおり、次の2030年に向けた削減計画もスタートに向かって準備を進めています。 以下のサイトで、生協の地球温暖化対策や再生可能エネルギー拡大への取り組みについて紹介しています。
地球温暖化対策【日本生協連ウェブサイト】
再生可能エネルギー拡大の取り組み【日本生協連ウェブサイト】
【資料】全国生協の温室効果ガス削減の取り組み

事例報告2 『ならコープの地産地消、再生可能エネルギーへの取り組み』(約15分半)
中野素子氏(市民生活協同組合ならコープ 理事長)

 ならコープは石油ショックで生活必需品の不足と狂乱物価に困った主婦たちの「奈良の地に私たちの生協を」の声ではじまりました。1974年4月、66人の主婦が集まって設立準備会を結成、各地で賛同者集めと共同購入グループ作りに走り出しました。同年7月25日、賛同者1,722人によって奈良市民生活協同組合(現ならコープ)を設立。組合員275,434人、奈良県全世帯の46.4%が加入する組織となりました。
【資料】ならコープの地産地消、再生可能エネルギーへの取り組み

事例報告3 『バイオガス発電による再生可能エネルギー循環型農業への取り組み』(約17分)
國井浩樹氏(士幌町農業協同組合 代表理事組合長)/富田博文氏(㈲富田牧場 取締役)/上原秀一氏(農協畜産部畜産課 主任)/三原好生氏(農協管理部総務課 主任)/高木康弘氏(士幌町 副町長)

 JA士幌町は、日本の食糧基地・北海道の中でも有数の農業地帯・十勝平野北部に位置し、人口6,100人の純農村地帯です。
 農協組合員数は398戸、令和元年度の農畜産物販売高は4年連続の400億円超えとなる457億円となり、馬鈴薯を基幹作物とする「畑作」と、年間95,000トンの生乳をよつ葉乳業に出荷する「酪農」、日本一の頭数規模を誇るブランド牛である「しほろ牛」を生産する「肉牛」が互いに連携しながら、付加価値加工事業をはじめとして大規模で生産性の高い農業が営まれています。

事例報告4 『アマモ場再生活動から繋がる SDGs ~私達の約束~』(約14分)
天倉辰己氏(日生町漁業協同組合 専務理事)

 岡山県備前市日生町は、岡山県の南東、兵庫県との県境に位置し本土と大小13の日生諸島からなっています。温暖な気候に恵まれ観光地としても人気があります。「日生千軒漁師町」と呼ばれ古くから漁業の盛んな地域です。現在正組合員75名、漁船漁業では壷網(小型定置網)、小型底曳網、流瀬網(刺し網)が中心に営まれ、養殖漁業ではカキ養殖漁業が営まれています。カキ養殖業は岡山県下でトップクラス、年間水揚げ量1600t(むき身)、全国的にも有名な「日生かき」の産地です。又、漁業者が獲った魚介類を直接販売する直販所「五味の市」は、岡山県内、京阪神から年間約40万人の皆様にご利用頂いています。
【資料】アマモ場再生活動から繋がるSDGs【資料】日生町漁業協同組合の概要
【資料】アマモと魚(動画)【資料】アマモの気泡(動画)

事例報告5 『-紡いでゆく、みんなの防災- 紡災ヴィラ開催報告』(約16分)
中井信司氏(こくみん共済coop 奈良推進本部 事務局長)

 こくみん共済coopは、共済事業を行う生協です。これまでの略称「全労済」から、愛称「こくみん共済coop」を新たに定め、2019年6月1日より使用しています。
 「みんなで助け合い、豊かで安心できる社会づくり」を理念に掲げ、共済事業とともに、地域社会への貢献、地域のセーフティーネットづくりを展開しています。
 今回、重点分野の1つである防災・減災活動の一環として、奈良で開催した「紡災ヴィラ」をご紹介します。
【資料】-紡いでゆく、みんなの防災- 紡災ヴィラ開催報告

(6)まとめ・閉会挨拶(約5分半)
JCA代表理事副会長/協同組合フォーラム代表/日本生協連代表理事会長 本田英一

 

ご視聴いただき、誠にありがとうございました。今後の集会の企画・運営の参考にいたしますので、アンケートにご協力ください。
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