県段階の協同組合間連携の実態について

第1回いばらきみまもり推進ネットワークが開催されました

 6月24日(金)、茨城県水戸市にて、第1回いばらきみまもり推進ネットワークが開催されました。

 2017年、茨城県生協連は、誰かの「助けて欲しい!」という緊急事態に対して、「地域から協力者を募って皆で助け合える仕組みを作りたい」という想いから「いばらきみまもりプロジェクト」を立ち上げました。その主な取り組みとして、認知症高齢者の方や障がい者・子どもが一人で行動中に行方不明になったときに、地域の協力者とともに早期発見につなげることができる「みまもりあいアプリ」と「みまもりあいステッカー」の2つの仕組みを広く普及させ、見守り合える街作りを支援するとりくみを行ってきました。

 今回発足したネットワークは、この「いばらきみまもりプロジェクト」の運営母体となります。茨城県生協連が事務局となり、そこに協同組合の他、企業、NPO等10の組織が名前を連ね、幅広い連携の力で地域課題に取り組もうとしています。

<参加組織>
いばらきコープ、パルシステム茨城 栃木、生活クラブ生協、JA茨城県中央会、NPO法人ともに歩む認知症の会茨城、茨城県社会福祉協議会、茨城保健生協、こくみん共済coop茨城推進本部、共栄火災海上保険水戸支社、医療福祉生協いばらき

 

 茨城県では、65歳以上の高齢者の割合が2021年度に初めて30%を超え、年間の認知症行方不明者(届出)が293名と全国8位(2014年度 警察庁)となっています。

 こうした状況の中、立上げ初年度の2022年度は、当ネットワークとして、地域住民を主体とした見守りの輪を広げることと、高齢化(認知症)の課題をネットワークメンバ―と学習し理解を深め、多くの人に「自分ごと」として捉えてもらえるための取り組みの計画を立てていく予定です。

 当日は、代表世話人に茨城保健生協・山川広報組織部長、副代表世話人にはJA茨城中央会・鯉沼農政広報部調査役が選任されたほか、茨城県福祉部長寿福祉課で認知症対策を担当する清水主査より、茨城県における認知症の現状と施策、これからの新たな施策について報告があり、参加者が理解を深めました。

【関連リンク】