国際連携

第100回国際協同組合デー記念中央集会が開催されました

 国際協同組合デーは、国際連帯と世界平和を願い、協同組合への認知を高め、協同組合運動の思想を広めるため、国際協同組合同盟(ICA)の呼びかけのもと全世界で取り組まれているもので、毎年7月第1土曜日と定められています。第100回となる今年の国際協同組合デーの世界共通スローガンは「協同組合はよりよい社会を築きます(Cooperatives Build a Better World)」です。

 この国際協同組合デーを記念した中央集会が7月4日(月)、日本協同組合連携機構(JCA)の主催で開催されました。実参加とオンラインを併用した初のハイブリッド形式での開催となり、協同組合全国組織の役職員をはじめ、全国の協同組合関係者、メディア関係者など約370名が参加しました。

 集会は、中家徹JCA会長(JA全中会長)による開会挨拶に始まり、続いてアリエル・グアルコICA会長からのビデオ・メッセージと岸田文雄内閣総理大臣からのお祝いのメッセージが上映されました。

 

 次に、JCAの前田健喜部長から、「協同組合のアイデンティティを学ぶ」をテーマに、協同組合のアイデンティティ(定義・価値・原則)に関するICA声明、その変遷、世界的協議や対応する国内の取組みについて報告がなされ、JCA制作のアイデンティティに関する映像資材も紹介されました。

 続いて「協同組合のアイデンティティ ‐私たちの原点を確認し、その具体化を探る-」をテーマに、事例報告とパネルディスカッションが行われました。

 最初に、JAおちいまばりの渡部浩忠代表理事理事長から、「JAおちいまばり 協同の歩み ~協同組合として私たちが果たすべき役割~」と題して、協同組合の第2原則である組合員による民主的運営に関して、経営管理委員准組女性枠を設けたこと、第7原則である地域社会への貢献に関して、移動購買車「おちいま号」を事業化したことなどについて報告が行われました。

 次に、コープこうべの中川寿子常務理事から、「コープのあるまち 協同のあるくらしをめざして」と題して、買い物困難や単身世代の増加に伴う社会的課題への対応、組合員との繋がりを深めるために生協としてすべきことなどについて報告がなされました。

 三つ目に、労協センター事業団仙台地域福祉事業所けやきの杜の瀬戸理音所長より、「みんなのBASE」の居場所事業立ち上げの経過や成長していくための課題などについての報告が行われました。

 続いて、事例報告いただいた皆様をパネリストに迎え、コーディネーターをJCAの比嘉政浩専務が務め、パネルディスカッションが行われ、協同組合のアイデンティティをそれぞれの協同組合の現場の取り組みのなかで確認していくことができました。

 その後、会場内・オンラインのそれぞれで参加者が小グループに分かれ、協同組合のアイデンティティについての感想や気づきを共有し、交流を図りました。

 最後に、JCA土屋敏夫副会長(日本生協連会長)より、閉会挨拶を受け、中央集会は閉会しました。